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TokionとROCKETのWin-Winな関係

Tokion  /  ROCKET

ニューヨークと東京に編集室を持ち、先鋭的なファッション・アート誌として草分け的存在だった「Tokion」が、今年9月にリニューアル新創刊した。

その新創刊された「Tokion」には毎号、「ROCKET」という冊子が綴じ込みで入っている。

この「ROCKET」はCapが発行する新鋭のアーティストや作品を紹介する主にセレクト・ショップや美容院等に置かれているアート・フリーペーパー。

一見、競合しそうなこの2つの雑誌とフリーペーパーが何故同じパッケージの中に同居しているのか?普通に考えると「ROCKET」がお金を払って「Tokion」に綴じ込んでもらっているっぽいが・・・?

取引先の方が「ROCKET」の編集にかかわっている方なのでどうなっているのか聞いてみたところ、「ROCKET」はプリーペーパーの原稿及びデザインの入稿データを「Tokion」に納品し、「Tokion」が綴じ込み分とフリーで配る分を印刷、フリーで配る分を「ROCKET」に納品し返すしくみなのだそう。

つまり、記事・撮影等のコンテンツ制作費と紙媒体の印刷費をバーター取引しているのだ。

コンテンツが欲しい「Tokion」と情報を発信したい「ROCKET」、お互いの思惑がかみ合ったWin-Winの関係の一例といえるだろう。

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