エターナル・サンシャイン
「ヒューマンネイチュア」で偉才を放ったミシェル・ゴンドリー監督の2作目、脚本は「ヒューマン~」でコンビを組んだチャーリー・カウフマン。
出演陣もジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルステン・ダンストとかなり豪華です。
「記憶の消去」を軸にした奇想天外・複雑怪奇なカウフマンらしいストーリーを、ミシェル・ゴンドリーがこれまた不思議な映像で描いた、ただの恋愛映画とはひと味もふた味も違う異色作。
冒頭は話の筋がわかりないので少し退屈な展開だが、話の核心にふれ始める中盤からはどんどん引き込まれていき、最後に「なるほど」と納得するという、なんか恋愛映画を観ているというより、SFサスペンスを観ているような感じででした。
今まで見たことがないようなジム・キャリーの抑えたキャラクターもかなり新鮮で、SFな話だからか、なんかキアヌ・リーヴスとかぶっていると思うくらい彼のイメージとかけ離れた演技でした。
SFで複雑なストーリーですが根本は男女の恋愛を描いた映画。普通の恋愛映画は、こそばゆいって人にはオススメで、★★★★☆。
107分/カラー/アメリカ/2004年
監督: ミシェル・ゴンドリー
脚本: チャーリー・カウフマン
音楽: ジョン・ブライオン
出演: ジム・キャリー/ケイト・ウィンスレット/キルステン・ダンスト/マーク・ラファロ/イライジャ・ウッド/トム・ウィルキンソン