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スポーツ中継の演出はどこまでゆるされるか

ゴルフ中継で厳重注意=近畿総合通信局が毎日放送に(時事通信)


毎日放送が11/4(土)に放送した女子ゴルフ「ミズノ・クラシック」の中継で、実際には一度も1位に立っていない宮里藍が途中順位で1位タイになったと放送していたことが発覚し、総務省通信局は放送法第3条「報道は事実を曲げないですること」に抵触しをしたと判断し、同局を文書で厳重注意した。

ようは当日視聴者がワクワクした場面が、実は放送局の演出だったというのである。

ゴルフは出場選手すべてが一緒にプレーできないので、順番にプレーする各選手の状況および結果にはタイムラグが生まれる。当然すべての選手の模様を一遍に中継するのは不可能なので、生中継といっても実際のオンエアは生中継と録画が混在する。

今回の問題は、実際には宮里藍より先にホールアウトしている選手の結果から彼女は1位にはなりえないのに、その混在を利用してその先行している選手も同時にプレーしているように放送を操作して、さもゲームが競っているように演出したというもの。

放送局側の言い分としては「先に結果を放送しないことで視聴者の方に楽しんでほしい(もちろん視聴率もほしい)」というもので、たしかに結果がわかっているスポーツ中継というのは魅力的でないように思う。

なんだかんだ言ってもテレビってエンターテイメントなのだから、オイラ的には多少の演出は必要なんじゃないかなとも思うのですが、「これは録画放送です」とかのテロップを入れとけば良いのかしら?

とはいえ、亀田のボクシング中継の演出などは放送法に引っかからなくてもやり過ぎに感じるし・・・難しい問題です。

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