コープス・ブライド
DVDで鑑賞しました。
名作ナイトメアー・ビフォア・クリスマス以来となる鬼才ティム・バートンによるクレイ・アニメーションで、彼独特のブラック・ユーモアな世界観がよく出ている「らしい」作品である。
クレイ・アニメーションとは被写体が粘土を主な材料として作成されている作品のことで、CGではなく静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かして撮影するストップモーション・アニメーションという手法によって制作されていて、当然といえば当然だがCGとくらべ温かみと立体感を感じる。(とはいえ最近のCGもかなりスゴイですが)
感想としては奇想天外な映像は見ていて楽しくその想像力に脱帽するが、残念なことにストーリーとキャラクター設定が少々あまく、主役2人の状況・行動に感情移入することができない。
音楽も映像とマッチした絶妙なもので、映像作品としてはクオリティーが高いだけにホント残念です。
ティム・バートン好きなら見るべきだが、★★☆☆☆といったところでしょうか。
77分/カラー/アメリカ/2005年
監督: ティム・バートン/マイク・ジョンソン
脚本: パメラ・ペトラー/キャロライン・トンプソン/ジョン・オーガスト
出演: ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター/エミリー・ワトソン/トレイシー・ウルマン ※声の出演