ネットカフェ難民について思うこと
最近、メディアでネットカフェ難民という言葉を耳にします。
正社員として勤めれず日雇いの派遣の仕事をしながら、インターネットカフェをねぐらにして特定の住居を持たず生活している若者達の事を指すそうです。
彼らは僕と同じくらいの世代の人達で、就職氷河期と結び付けられて格差社会の申し子のような扱いでメディアに取り上げられています。
メディアでは、国の政策や社会がこのような層を生み出していて、何とかしなければならない問題だと言いますが果たしてそうでしょうか?
彼らには本当に日雇いの派遣の仕事しかなく、ネットカフェを住居にしなければならない状況なのだろうか?
パソコン付きのリクライニングシートに座り、携帯電話で派遣会社と連絡を取り合う彼らの姿に、同じ世代の僕はまったく共感できない。
同じ世代で定職に就き至極普通に生活している人間はたくさんいるし、特段僕らが恵まれていたとは思えない。皆、辛いことや理不尽なことを飲み込んで毎日生活しているのではないか。
メディアでは、「かわいそうな人達」と同情を誘うが、僕には厳しい現実からネットカフェという居心地の良い空間に逃げ込んでいるようにしか見えないのである。