写真の力
実家に帰り、僕が生まれた頃の写真を見せてもらった。実は赤ん坊の頃の写真をしっかり見るのは初めて。
70年代のレトロな風景の中に赤ん坊の僕を大事そうに抱えてる親父が写っていた。こんな親父の表情は見たことがない。物心ついてからの親父との思い出といえば、比較的ドライな印象の記憶しかなかったが、この写真の中では確かに愛されている。
当たり前なんだけど当たり前すぎて実感できない家族の愛。その当たり前のことを30年前の写真は鮮明に記録していて胸がいっぱいになった。
家族の絆って、映画や本で他人の物語から共感したり感動したりするけど、実際自分のこととなるとなかなか実感できない。
今日見た1枚の写真は、そんな実感を一瞬かつ強烈に与えてくれた。写真の力ってスゴイなと思った。