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華麗なる一族

日曜劇場 華麗なる一族

誰もが認める今クールの目玉である「大地の子」(NHK)、「白い巨塔」(CX)に続く、山崎豊子作品をドラマ化した大作。

山崎豊子の作品は現実にあった出来事をフィクション化しているものが多く、この「華麗なる一族」も物語の中心となる万俵家は神戸を地盤とする岡崎財閥、北大路欣也が頭取を務める阪神銀行は神戸銀行(吸収合併等を経て現三井住友銀行)、キムタクが専務を務める阪神特殊鋼は山陽特殊製鋼、そのライバルとなる大手製鉄会社である帝国製鉄は新日本製鉄(新日鉄)、今後阪神銀行と合併することになる東京にある大同銀行は太陽銀行とすべて実在の企業がモデルとなっている。

話の中心は当時(1960年代)の大蔵省による金融再編政策のあおりによる阪神銀行と大同銀行の合併劇で、実際にこの2行のモデルである神戸銀行と太陽銀行は合併して太陽神戸銀行となり、さらに三井銀行と合併し、太陽神戸三井銀行(その後、行名を変更してさくら銀行)、そして住友銀行と合併し現三井住友銀行に行きつくことになる。

と、一見難しそうな話で敷居が高く思われそうだが、そこは視聴率20%以上が計算できる唯一の俳優である木村拓哉を筆頭に豪華絢爛な顔ぶれの出演陣がそんな気持ちを吹き飛ばしてくれるだろう。

で、初回を見た感想としては豪華なキャストのからみもだが、なんといっても見所は上海でロケを行ってきたという当時の神戸の町並みを再現した映像だろう。出演陣もそうだがとにかくお金がかかってる感じがします。

また、万俵家が毎年正月を迎える豪華なホテルもいかにもラグジュアリーでスゴイのだが、このロケ先は上海ではなく志摩観光ホテルだそうで、ちょっと行ってみたくなりました。

まあこんだけ豪華だと、とにかく見ていて楽しい。今後の展開が楽しみです


日曜劇場 華麗なる一族

放送: TBS 毎週日曜21:00-21:54
原作: 「華麗なる一族」山崎豊子(新潮文庫)
脚本: 橋本裕志
音楽: 服部隆之
出演: 木村拓哉/鈴木京香/長谷川京子/山本耕史/山田優/相武紗季/仲村トオル/吹石一恵/稲森いずみ/成宮寛貴/西村雅彦/笑福亭鶴瓶/西田敏行/武田鉄矢/津川雅彦/柳葉敏郎/原田 美枝子/北大路欣也

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