DEATH NOTE デスノート 前編
前編・後編をTUTAYAで借りてまとめて鑑賞。
というこで、まずは前編。
週間少年ジャンプで連載している人気コミックを実写映画化したもので、先日の「それでもボクは~」とは対照的に、主人公は不起訴になり法では裁けない犯罪者を死神のノートを使って裁いていく。
L(エル)扮する松山ケンイチ最高です。正直、主演の藤原竜也よりも存在感があったと思う。
僕は原作読んでませんが、Yahoo!の作品ユーザーレビュー等でもイメージにぴったりと絶賛なのでまさにハマリ役といったところだろう。
逆に藤原竜也の光に関しては、キャラクター説明が貧弱でいまいちその人間像を捕らえることができなかった。
これは役者が悪いというよりは脚本の問題。月(ライト)は、法で裁けない犯罪者を裁くという正義のもとにデスノートを使用し始めたはずなのに、自らに捜査の手が伸びるにつれて、ただ捕まらないようにする保身のためだけに一般人を躊躇なく犠牲にしていく。
まあ、それはそれでもいいんですが、だったら月(ライト)の大義が崩壊していく旨の心理描写が欲しかった。
話としては着想が面白いし、謎解きもまずまず練られていただけにチト残念でしたということで、★★★☆☆。
あ、あと我らが港カオル(皆川猿時)が捨て駒的なチョイ役で出演していたのはうれしい誤算でした。
126分/カラー/日本/2006年
監督: 金子修介
原作: 「DEATH NOTE」大場つぐみ/小畑健 (集英社)
脚本: 大石哲也
音楽: 川井憲次
出演: 藤原竜也/松山ケンイチ/瀬戸朝香/香椎由宇/細川茂樹/津川雅彦/藤村俊二/鹿賀丈史/中村獅童